ドライバー向け「タイヤ脱落事故防止 講習会」の実施について

2025-09-26 00:30:00 UTC

近年、タイヤ脱落による事故が社会的にも問題になっており、国土交通省のホームページに掲載されている過去5年間のタイヤ脱落事故の発生月別推移では11月から2月までの期間において多く発生しております。

そこで当社では、これからの時期にタイヤ脱落事故のリスクが高まることを踏まえ、グループの実運送事業者である(株)ウィルキャリーと(株)ロジエンス北海道のドライバー向けに、(株)ダンロップタイヤ 北海道カンパニー様にご協力いただきタイヤ講習会を実施いたしました。

講習会では「トルクレンチ使用上の注意点」「チェックポイント運用ルールの再確認」「タイヤ打音検査による空気圧異常の確認」をPOINTとして講習を実施していただき、実際にトルクレンチを使用させ正しい使用方法をドライバーが実体験をいたしました。ドライバーからは「実際に体験することで、空気圧の違いを感じることができた」「トルクレンチを強くやりすぎていたので正しい使い方が理解できた」「チェックポイントを日常点検以外でも見るように意識しようと思う」などの声が聞かれ、タイヤに関する意識を高める機会となりました。

タイヤ脱落事故は人命にかかわる大きな事故に繋がりかねないことから、当社グループでは引き続き日常点検の強化と増し締めの実施、ダンロップタイヤ様の協力による定期的なタイヤローテーションと残り溝の確認に加え、講習会等を通じて安全意識の向上を図り、食品物流インフラとして全道のスーパー様に向けて安全に安心していただける輸送体制を展開してまいります。

 

【ドライバー向けタイヤ講習会】

  ■協力  株式会社ダンロップタイヤ  北海道カンパニー 様

  ■日時

   9月22日(月)10:00~18:00 (株)ロジエンス北海道 札幌営業所(丘珠)

   9月24日(水)  9:00~18:00 (株)ウィルキャリー 本社(石狩)

   9月25日(木)  9:00~18:00 (株)ウィルキャリー 本社(石狩)

  ■実施内容

   ①トルクレンチ使用時の適正な力加減について(スピントルクによるトルク値の確認)

   ②チェックポイント運用についてのおさらい

   ③タイヤ打音検査による空気圧異常の確認

 

実際にトルクレンチを使用して適切な力加減を体験

チェックポイントの正しい装着例と確認方法について説明

※写真は2t車のためホイールに添わせるかたちでチェックポイントを装着しています。

2本のタイヤを用意し、タイヤA(正常空気圧)とタイヤB(正常空気圧の半分)をハンマーで叩き、空気圧の違いによる打音を確認